令和7年6月25日(水)
大和野菜を実際に育て、作物にあった栽培方法を探り、試して、その成果を発表するポスターセッションを実施しました。また、『その大和野菜を地域ブランドにするにはどのようなアイデアがあるか』という視点もポスターに盛り込み、生徒たちは動画を作成したり、収穫した野菜を家庭で調理したりするなど、工夫を凝らしたPR方法を発表しました。
栽培方法の発表については、奈良教育大学の箕作先生に講評・解説をいただき、PR方法ついては、奈良市農政課ブランド推進係の方々に講評をいただきました。
箕作先生からは、「野菜に対して多くの管理方法を実際に行い、それがどのように野菜の成長に影響したかを考察し、発表に盛り込んでいた点が非常に良かった。中学3年生では個人探究に取り組むと聞いている。技術の授業で栽培に興味をもった人は、ぜひ栽培をテーマに探究してほしい。困ったことがあれば相談にのる。」と今後につながる講評をいただきました。
農政課の方々からは、「PR方法でターゲットを『働き盛りの忙しい20代の方』など具体的に絞って提案していた点が素晴らしかった。また、大和野菜のオリジナルキャラクターをつくることで、印象に残る提案をしている班もいくつかあり良かった。さらに、実際に収穫した野菜を調理して食べ、その経験をPRにつなげている班も多く、説得力があって良かった。「奈良しみんだより」や奈良市のInstagramでこの取り組みやみんなのアイデアを紹介できるかどうか検討したい。」と講評をいただきました。
以下は授業を終えた、生徒の感想です。
ある課題について、どういったアプローチをしていけるのかのを考える大きな機会になりました。例えば、大和まなを育てるうえで、「大和まなは知名度が低く、手に取ってくれる人が少ない」という課題に直面したので、「知ってほしい、食べてほしい」という思いからPRとして試食を実施することにしました。この方法や、ターゲットを「野菜選びがワンパターンな人へ」に絞った点について、外部から来てくださった専門の方にご好評いただけたので、大変だったけれど頑張った甲斐があったなと思いました。
「地産地消」は、作る人と売る人がそろって初めて成り立つものだと思いました。そして、現在はその両方とも人が少なく、大きな課題になのだと感じました。たしかに、今回発表した5つの野菜のうち丸ナス以外、聞いたこともありませんでした。今後もたくさんのPRを通していろいろな野菜をアピールしていきたいです。
大和野菜を育てる中で、自然の厳しさを知った。ある日、天気予報の確認を怠ったことで、紫トウガラシが枯れかけたことがあった。農業は、農家さんのいろいろな工夫や、苦労があってのものだと感じた。だからこそ、野菜を食べるときは、「美味しいものを届けたい」という農家さんの想いを忘れずに、感謝していきたい。
以前家で野菜を育てたことがあるが、枯らしてしまった。家族からは「もう種を買わなくていい」と言われたことがあった。しかし今回の授業を通して、何が原因で枯れてしまったのかが明確になった。知識をつけ、アウトプットができたことがとてもうれしい。ぜひ家族に説得して、身に着けた知識を使って家で野菜を栽培してみたい。
大和野菜を育てたことで、奈良には、昔からこんなに美味しくて面白い野菜があったんだと思い、驚きました。PRをしたことで、同じ学年の人だけではなく、本当にもっと多くの人にひもとうがらしを知って欲しいなと思いました。また、野菜を作ることに興味を持ちました。自分で育てた野菜にとても愛着がわき、食べてみたらとても美味しくて、これからは家でも育ててみたいなと思いました。
なるべく農薬を使わずに栽培をしたいと思っていたが、いざやってみると、虫がたくさん湧いたり葉の形がいびつになったり、果実が曲がってしまったりと、たくさんの困難に直面しました。農薬のありがたみを知ることになった。PRの方法が似通ってしまいがちなので、ポスターセッションを通して、対象者を細かく設定することが大切だと分かった。
大和野菜をあまり知りませんでしたが、育ててみると意外と難しいところもある反面、思っていたよりは簡単に育つ一面もあり、収穫できたときはとてもうれしかったです。普段作物を育てることがないないので、「肥料は何を使えばいいのか」や「水はどのぐらいが必要なのか」「どのくらいの大きさで収穫すればいいのか」など知らないことが多かったです。でも、授業で色々な人の話を聞いて、「水の量は土の湿り度や湿度によって変える。」「収穫のタイミングは大きすぎてもよくない」など、知識が増えて、実際にこの状態なら〇〇を入れようかな」と考えながら肥料を使用できました。
自分できゅうりを育ててみて、きれいな形に育てるということがとても難しいと感じました。スーパーで売られているきゅうりはどれもきれいな形と色をしていますが、私たちの班では、曲がったきゅうりが何本もできました。美味しそうに見えるきゅうりを育てるのは簡単ではないと感じました。また、PRをしてみて、普段買わないような野菜を手に取ってもらうことは難しいことだと感じました。