令和8年3月12日(木)
中学2年生を対象としたSTEAM講義を開催いたしました 。奈良女子大学から4名の研究者をお招きし、最先端の研究分野について直接お話を伺う貴重な機会となりました。講義は分野ごとに2つの会場に分かれて行われ、生徒たちは自分の興味に合わせて専門的な学びに触れました。多彩な4つの講義内容各会場では、身近な疑問から最新技術まで、多岐にわたるテーマで講義が行われました。
①数学という言葉で自然を読む(南 香名 先生)
動物の体の模様や熱の伝わり方など、自然界の現象を「微分方程式」という数学の言葉で読み解く面白さについて、シミュレーション画像を用いて直観的に解説していただきました。
②文字や単語の対応関係に基づく文字解読研究(楉 春華 先生)
コンピュータを使って未知の言語を解読する研究です。数学の「最短経路問題」に似た考え方のアルゴリズムが、言語の解読に応用されていることを学びました。
③嚢舌類(のうぜつるい)ウミウシのふしぎ(三藤 清香 先生)
藻類から葉緑体を「盗んで」光合成をしたり、首から全身を再生したりする驚きの生態を紹介。実物の観察や実験を通じ、生物の不思議に迫りました。
実際にウミウシを持参していただき、赤いフタの容器に入れて、生徒に回してくださいました。
④三次元計測で読み解く文化財の真実(李 暉 先生)
3Dスキャナーを活用して、建造物文化財の形を精緻に記録する取り組みです。デジタルデータ化することで、写真では捉えきれない細部を可視化し、未来へ価値を繋ぐ意義を伺いました。
ワークショップ
講義の後半は、「研究紹介を聞いて、類似研究を考えてみよう」というテーマでワークショップを実施しました。先生方から提示されたテーマをもとに、自分たちならどのような方法で研究を進めるかを話し合いました。自由な発想で新しい研究テーマを考案し、先生方から直接アドバイスをいただく場面もあり、会場は活発な議論に包まれました。
今回の講義を通じ、専門的な知見に触れるだけでなく、未知の課題に対する「研究の進め方」を学んだ生徒たち。この経験が、進めている個人探究に関連付けてさらに濃い探究活動になることを期待しています。ご来校いただいた先生方、刺激的な時間をありがとうございました。